新潟県湯沢町(田村正幸町長)、同町観光協会(小林庄一会長)は5日、東京のグランドプリンスホテル高輪で関係者との懇談会「ありがとう湯沢・感謝の集い」を開いた。来年2月22、23日に同町の苗場スキー場で開かれるアルペンスキーワールドカップ(W杯)を中心に、町の話題をPRした。
W杯は1967年から毎年行われている国際スキー連盟主催の大会。湯沢町で開かれるのは2016年以来4年ぶりとなる。
懇談会に先駆けて開かれた説明会で全日本スキー連盟の皆川健太郎競技本部長が大会の概要を説明したほか、新潟県の花角英世知事が「世界のトップレーサーによる熱い戦いが繰り広げられる。世界最高峰のレースを間近に見られる機会。多くの人に観戦してもらいたい」とメッセージを寄せた。
湯沢町の田村町長は昨年の町内への入込客数に触れ、「前年比6万人増の431万人。このうちインバウンドは28万人と、順調に増えている。スキー客は前年より少し減って237万人だが、まずまずの数字となった」と述懐。今年は国内最大級のロックフェスティバル「フジロック・フェスティバル」が7月26~28日に苗場スキー場で開かれ、延べ13万人を動員。町内11のスキー場は11月30日のかぐらを皮切りに、順次オープンしている。
「第57代ミス駒子」の木下ふうかさんと柳井麗亜さんは「越後湯沢駅の『ぽんしゅ館』は、500円で日本酒のテイスティングが楽しめます」「駅前に最近できた足湯がおすすめ。知らない人同士でも会話の輪が広がります」と町の魅力をアピールした。
「ミス駒子」の木下さん(左)と柳井さん